テレビの断捨離
以前、NHKの受信契約解約の際にテレビを捨てました。
今では、テレビを手放して良かったと思っています。
生まれた時から家庭にテレビがある人は、テレビがない生活はピンとこないかもしれません。
当たり前のように毎日テレビを見て過ごしているので、生活の一部になっているのでしょう。
ただひとつ言えることは、テレビは生活必需品ではないということです。
テレビがなくても特に困ることはありません。
不便でもなんでもなく、むしろ快適といえるかもしれません。
そこで今回は、テレビを手放したことによる効果をお話ししたいと思います。
1.自分の時間が増える
テレビを見る時間がゼロになるわけですから、当然といえば当然です。
ところで、あなたは毎日何時間テレビを見ていますか?
1日2時間とすると、1週間で14時間、1ヶ月で60時間、1年でなんと730時間も見ていることになります。
テレビを見ることに生きがいを感じているのなら結構ですが、惰性で見ているなら大問題です。
完全に自分の時間を奪われています。
どのテレビ番組を見るかあらかじめチェックしておいて、それだけを見るようにした方がよさそうですね。
もちろん、テレビがなければ奪われる時間はゼロです。
その分、一日の時間が増えて好きなことに費やせます。
実際に、僕は読書の時間が増えて捗っています。
2.雑音から解放される
テレビは雑音だらけです。
タレントの話し声だけでなく、BGMや効果音、ナレーションや笑い声等、とにかくうるさいです。
ためしに、一週間だけテレビを見ない生活をして、その後テレビを付けてみてください。
ガヤガヤとした雑音が次々と鼓膜を刺激して、不快に感じることでしょう。
うるさい刺激に慣れていると、感じる力が弱まります。
雑音に触れ続けていると、感度が鈍くなってしまうのです。
テレビを捨てることで、部屋の中に落ち着いた空気が流れ、ゆったりとした時間が訪れます。
雑音が消え、脳もクリアになります。
雑音のない生活は、最初は少し味気なさがありましたが、今ではとても快適です。
3.受動的な脳を改善させる
テレビは受動的です。
垂れ流しの情報をひたすら受け取るのみです。
ボーっとテレビを見ていると、テレビの内容が自動的に流れていきます。
頭が働いているいないに関わらず、映像と音声が流れていくのです。
この受動的な刺激に慣れてしまうと、受動的な脳みそになっていきます。
やがて能動的に考える力が衰えてしまうように思います。
僕は、以前は人とのコミュニケーションが得意ではありませんでした。
しかしテレビを捨ててからは、少しずつ会話の糸口や話の繋ぎ方等、脳が働いてすんなりと言葉が出てくるようになった気がします。
気のせいかもしれませんが。
4.テレビ台を断捨離できる
家にテレビがあるということは、同時にテレビ台もあるということです。
テレビとテレビ台はセットですから、テレビを捨てればテレビ台もいらなくなります。
これらを断捨離するのは、かなりのスペースを獲得することに繋がります。
僕が持っていたテレビ台は2万円くらいするもので、自分の中では大きな買い物でした。
デザインも良く、作りもかなりしっかりしています。
普通のロータイプのチェストとしても使えるので、捨てるときは悩みましたが、テレビを捨てる勢いでテレビ台も思い切って捨ててやりました(笑)。
テレビとテレビ台を断捨離したことで、自分の領土が広がりました。
背負っている荷物を捨てたような体の軽さを感じ、さらに1畳分のスペースを手に入れることができました。
この1畳分のスペースというのは、狭い部屋に住んでいる僕にとって、とても大きなスペースなのです!
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僕は昔、テレビが大好きでした。
1日3~4時間見ていた時期もあります。
たぶん依存していたんでしょう。
当時は、テレビがない生活など考えられないほどのめり込んでいましたが、今となってはテレビがない生活が当たり前になっています。
テレビは時間泥棒です。
テレビを捨てて、こんな当たり前のことに気付かされました。
憎っくきNHKのおかげでテレビを捨てる決意ができたことに感謝しています。なんだか皮肉ですね(苦笑)。