「楽」を極めるシンプルライフ

ズボラで気楽なシンプルライフを目指すブログです。

卒煙奮闘記

僕は元喫煙者です。20代前半までタバコを吸っていました。タバコを辞めるのは苦労しましたが、今では辞めて良かったと思っています。なぜならメリットばかりだから。
当時は一日にタバコを5本くらい吸っていました。そんなに多くないですね。タバコというのは、だいたい決まったタイミングで吸うものです。食後や休憩時間はもちろんのこと、授業や仕事の開始前、終了後など、一日に起きるイベントの合間に吸うことが多いんです。ふと手持ち無沙汰になったり、集中が途切れるとタバコがニョキっと顔を出します。タバコが脳内に現れる隙を伺って、常にスタンバっている状態です。タバコが常に隣にいるわけですので、なかなか辞められないのも無理ないです。
喫煙者はなぜタバコを吸うのかわかりますか?そもそもタバコを吸うきっかけはなんだったのでしょう?興味本位とか友達の影響とかもありますが、一番の理由は「カッコつけ」です。9割はこの理由といってもいいと思います。時代の流れで、今ではタバコを吸う方がカッコ悪いという風潮が流れていますが、それでもカッコつけて吸い始める人は一定数います。とくに素行が悪い、いわゆる不良といわれる人たちや、ワルぶりたい人なんかに多いです。タバコを吸うことで、「オレ、悪いだろぉ?」とアウトローな気分になりたいわけです。そして、そういう恥ずかしい理由は喫煙者の人は言いたがりません。吸い始めた理由を聞くと、たいてい当たり障りのない理由を挙げます。本当の理由を言うと恥ずかしいからです。そうやってタバコを吸っているうちに、だんだんニコチン中毒になっていくのです。
僕がなぜタバコを辞めたのかというと、冒頭でも言った通りメリットだらけだからです。お金が浮く、タバコとライターを持ち歩かなくていい、タバコを吸える場所を探す必要がない、体に良い、タバコ臭くならない…。考えれば考えるほど、メリットばかり思いつきます。さらに毎回タバコの値上げのニュースが流れる度に、辞めて良かったと思えるようになるんです。元喫煙者の人で、ニュースを見て僕と同じ気持ちになる人は多いと思います。
僕がどのようにしてタバコを辞めたのかといいますと、まずはタールの量をが低いタバコにちょっとずつ移行し、最終的には1mmにしました。そしてタバコの量も少しずつ減らしていきました。そうするとタバコの禁断症状がそんなに強く出ないんです。
次にネットでタバコの害に関する記事を読み漁ったり、スモーカーズフェイスの画像を見たりして、脳に「タバコ=嫌い」という思考回路を植え付けていきました。そしてタバコを吸う度に自分の体が腐敗していくイメージが出来上がりました。
本格的に禁煙するにあたり最後の準備として、最後にタバコをめちゃくちゃ吸いました。続けて何本もの大量のタバコを吸ったんです。いつもはタバコの本数を抑えようと節制していましたが、このときばかりは吸いまくりました。気持ち悪くなって吐き気をもよおすくらい吸いました。なぜこんなことをしたのかというと、タバコを美味しい感覚で終わらせたくなかったからです。最後に吸うタバコが美味しいものだったなら、タバコの禁断症状が出たときにあの美味しい記憶に負けてしまうと考えたからです。この方法は、自分的には大当たりでした。禁断症状に負けそうになったことも多々ありましたが、その度にあのタバコの不味くて吐きそうになった感覚が最後の砦となって、タバコを吸うのを思い止まらせてくれます。
正直に白状しますと、僕は何度も禁煙に失敗してきました。ニコチンパッチを使わず、禁煙外来にも通わずに自分の意思だけで禁煙するには、よほど意志が固くないとできないと思います。どうすればタバコを辞められるのかを真剣に考えた結果、これらをやってみることに決めたんです。僕がやったことを一言で表すと、"タバコを嫌いになる作業"です。吸いたくなったらタバコの害や毒性を思い出したり、タバコで吐きそうになった記憶をよみがえらせます。こうして初めの一週間を乗り越えれば、あとはちょっとずつ楽になっていきます。
この方法は、僕自身が勝手にやっていた方法なので他の人にも合っているかわかりませんが、自分の力だけで始める人にはいいかもしれません。禁煙をしているときは、禁煙外来とか禁煙マラソンの存在をよく知りませんでしたので自力でなんとかやりましたが、これから禁煙を始めようとする人は使えるものは使った方がいいと思います。
禁煙の辛さは痛いほどよくわかります。しかしタバコから解放される清々しい気持ちは、卒煙した人にしかわかりません。人は生まれたときはみんな、タバコを吸わないことが当たり前だったんです。喫煙者はそれがいつしか、ニコチンが体の中に存在することが当たり前になっています。当たり前の体を取り戻せたことは、僕にとって大きなプラスになりました。卒煙して本当に良かったと思っています。