ベッドの断捨離
昔、ベッドを断捨離したことがあります。なので今ではフローリングの上に寝袋で寝ています。そのことを知り合いに言うと、たいてい驚かれます。かなり変な目で見られてしまいますね。
でも僕にとってベッドというのは、とてもめんどくさいものだったんです。ベッドで寝るときは、まずマットレスの上にシーツを敷き、その上に掛け布団と毛布を敷くと思いますが、ただ寝るだけなのに毎回セットするのってめんどくさいですよね?
さらに面倒なのはメンテナンスです。定期的に布団を干すのは、かなりダルい作業です。そして季節が変わって衣替えの時期になったら、クリーニングやコインランドリーに寝具を持っていく人も多いと思いますが、その持っていくだけの作業でも大変です。
以前は僕も布団を干したりしていましたよ。ただそうすると他の洗濯物が干せなくなります。ただでさえ狭いベランダなので、めちゃくちゃ干しにくいんです。布団を干すたびに、どんどんイライラがつのります。もう…こんな…こんなことやってられるかぁぁあ!…と怒りが頂点に達したと同時に、捨てることを決意しました。
いざベッドを断捨離すると、部屋がかなり広く感じられます。僕の部屋は狭いワンルームなんですが、そこにベッドを置いたら、狭い部屋が余計に狭くなってしまうんです。
そこでベッドをなくしてしまうと…それはもうものすごい開放感があるんですよ!おまけにマットレスやシーツ、掛け布団、毛布まですべて断捨離できてしまいます!以前は寝具をしまう場所に困っていたんですが、今ではそんなことに悩まされることは一切ありません。なんせ寝具は寝袋と枕だけですから。
ちなみに使用している寝袋は、封筒型タイプの寝袋です。寝袋は動きにくいんじゃないかと思っていましたが、使ってみるとそういう感じはほとんどしなかったです。
ちなみに夏は寝袋を使わずに、フローリングで寝いています。
冬になると、それプラス人型タイプの寝袋を使っています。人型寝袋を着て封筒型寝袋の中に入るかたちです。寝袋なので寒くはありません。寝袋はもともと屋外とかで寝る用に作られてあるので、風も通しませんし、慣れれば意外と快適だったりします。真冬はネックウォーマーも身につけて寝ていますが、とくにこれといって不便なことはありませんでした。
寝袋だと、布団のようにはだけてしまうこともありませんし、そのせいで寝冷えすることもありません。捨てたら後悔が大きいかなと思っていましたが、ベッドは断捨離してよかったもののひとつです。
これでひとつ嫌な家事から解放されました。おもしろいのは、便利だとか必要だと思っていたものは単なる自分の思い込みで、いざそれらを手放してみると逆に生活が楽になっていくことです。部屋も広くとれますし、メンテナンスや買い替えなど、思い煩いの種を減らせます。持ってる方が辛いなんて、なんだか不思議ですね。
あっそれと、ベッドを断捨離しても他人にはあまり言わない方がいいかもしれません。どうしても変な目で見られることは間違いないですから笑