「楽」を極めるシンプルライフ

ズボラで気楽なシンプルライフを目指すブログです。

意識を無意識に落とし込む

何かを習得するとき、何度も練習を繰り返します。
はじめは意識的に行っていたことが、だんだんと成熟され、いつの間にかそこまで意識的にならなくてもできてしまいます。

これは、意識が無意識に落とし込まれた状態です。

ピアノを弾くとき、初心者であれば、この指をこの鍵盤に乗せるということを一つ一つ意識しますが、上級者になるにつれ、無意識的に弾くことができます。
意識しなくても指が勝手に動く状態です。

この余裕が生まれると、次の小節はちょっとアレンジしてみようだとか、そういった思考も演奏中にできるようになります。
上手になればなるほど、難易度の高い演奏も、無意識レベルに落とし込むことができるのです。

仕事で何かを考えるときも、その仕事の経験や熟練度によって思考の幅や深さが違ってくるのは理解できるでしょう。
それは、同じことについて考えるのにも、素人と熟練者では無意識レベルに落とし込んである思考の量が違うからなのです。
考え始めるスタートの段階で、すでに無意識レベルでの思考の量に差が出てしまっています。

熟練者は他の人と何が違うのか。
トップレベルと並みのレベルの差は何なのか。

それは、無意識という領域に落とし込んだ意識の差なのです。