断る勇気
人の頼み事を断れない。
誘われたら断れない。
そんな人は一定数います。
というより、日本人はそういう人の方が多い気がしますね。
もし断ったら嫌われるかもしれないとか、相手に悪いことをしてしまったような気がして、罪のない罪悪感が芽生えてしまうのです。
こういう人は、気が弱い人なんだと思います。
相手の頼みを断ることで、相手の気分を害してしまったと思い込む。
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相手に嫌われ、自分が傷つく。
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その「傷つく」というのがとにかく怖い。
傷つきたくない。
胸に突き刺さる強烈な不安感、心をハンマーで殴られたような衝撃、そんな気持ちは味わいたくない。
マイナス感情をとにかく避けたいという気持ちが、相手からの要求を断りにくくしています。
もちろん人に対していい顔をしたいというのは当たり前の気持ちです。
しかし、相手は相手の事情があるように、自分にも自分の事情があります。
相手にいい顔をしようとしても、別のところで不都合が生じてしまうときが往々にしてあります。
そんなときは、やはり「断る勇気」が必要になるのです。
しかしそれが難しい…。
わかります。そうなんです。
それができれば苦労しないんです。
なので断れない人は、一旦保留にしてください。
後で予定等を確認し、都合が合わないという理由でお断りを入れればいいんです。
「引き受けたいのは山々ですが」
「購入したい気持ちはありますが」
「せっかくお誘いいただいたのに」
基本引き受けたいベースは持っていますよアピールをしておき、その上で断ってください。
直接会って伝えるのが怖いなら、メールでもいいんです。
置き手紙でもいいです。
自分が負担にならない伝え方をすればOKです。
断る理由は、適当にでっち上げてください。
本当の理由は「気分が乗らない」だったとしても、別の用事があるとオブラートに包み込んでおいてください。
スケジュールの関係でどうしてもダメなんです〜!残念です〜!
という気持ちを前面に出して、スパッと断っちゃいましょう。
大丈夫。断ったからといって、嫌われることはありません。
万が一嫌われたとしても、それは大したことではありません。
そういう人とは、遅かれ早かれうまくいきませんから。