感謝について考えてみる
周りの人、とくに上の立場の人はよく
「感謝の気持ちを忘れちゃダメだよ」
「感謝しなきゃいけないよ」
と言いたがりますが、はたして感謝ってなんなんだろう?
そんなことをちょっと考えてみたいと思います。
「ありがたい」という言葉、これを漢字で書くと、「有難い」となります。
つまり、本来なら有ることが難しいという意味です。
当たり前ではないことが起きたとき、人はありがとうと言うのです。
人に何か良いことをしてもらったら、それは当然ではなく有難いんです。
お店で店員に親切にされたとき、売り手側だから親切にするのは当たり前だと思いがちですが、そんなことはありません。
当たり前だと思うから、ほんの少しそっけなくされたと感じたとき、腹立たしくなるのです。
ただ感謝が大事だと盲目的に信じ込むだけではなく、もう一歩深く考えてみると、感謝の大切さがより一層わかってくるかもしれません。
他人に対してありがとうと言うことは、他人に感謝を伝える行為です。
言った方も言われた方も、どちらも気持ちいいものです。
何かをしてくれる度にありがとうと言い続ければ、その人は感謝する人になります。
感謝する人になれば、人の縁で生きられるようになるかもしれません。
とてもいい人生だと思います。
もう一歩先を目指すなら、他人から自然とありがとうの言葉をもらうこともできます。
先程とは立場が逆で、感謝される人です。
感謝されるには、人の為に何かをすることです。
感謝されることは、感謝することよりハードルが高いかもしれませんね。
感謝すること、されること。
ありがとうをいっぱい与え、いっぱいいただく人生にしていきたいものです。